北京で9ヶ月ぶりに再開された今回の六カ国協議は10日11日12日と3日間続き、昨日の午後閉幕しました。
朝鮮半島の核問題を解決するために、アメリカ・韓国・北朝鮮・中国・日本・ロシアの代表が集まって話し合いが行われているわけだが、苦しい立場の日本。
個人的には『
北東アジアの平和と安定の為に!という何とも素敵なお題のもとで、不透明な情報を提供すればただで重油とかエネルギーとか経済の支援をしてもらえる国もいれば、無理を強いられる国もいて、大役を務めたといって賞賛される国もいる。この会議で損得する国がはっきりしているのに話し合いを行うのは、どんな価値があってどんな意味を持つのか』なーんて思いました。
そんなわたしの拙い感想はおいといて、連日の加班(残業)で帰宅はほぼ毎日零時過ぎだったのでさすがの昨日は目がハニワ状態でした。
しかし人間、ある程度寝不足が続くとかえってハイになるもの。
昨晩は『反省会』と題された打ち上げがあり、今回わたしのインターン先ではソウル支局と上海支局および本社から応援の記者さんやカメラマンさん、コーディネーターさんを招いていて、韓国人・中国人(漢族、朝鮮族)・日本人と総勢30名あまりが参加。
ビールはもちろん白酒にトルコ酒で更にハイテンションに。
ここ数日支局にいる時間と外にいる時間が半々ぐらいで、屋外では地道な作業(説明は割愛!)が主になるのですが、16箇所蚊に刺された以外そこまで苦痛ではなかったです。
というのも、最高な出会いの場だったから。
他局さんは、香港、クアラルンプール、ワシントンなど各々の支局から応援を呼んでいるところもあり、それはそれは色んなバックグランドを持つ方がいました。留学や海外長期滞在はまさにひとそれぞれでしたね。
そのなかで昨日の午後の会談後、とある新聞社の方に六カ国協議議長の武大偉外務次官の発言内容の簡単なテープ起こし&翻訳を頼まれたのですが、単語や大まかな意味は把握できても、その場で迅速に完璧な訳が口から出てこなくてもどかしくて仕方ありませんでした。ICレコーダーの雑音のせいにしたくなるほど!!
(おそらく)その記者さんに満足してもらえる情報を提供できず、忸怩たる思いでしたよ。あぁお恥ずかしぃ。
我がロシア語学科(日本ではロシア語を専攻してます)の卒業生、米原万里さんが『不実な美女か貞淑な醜女か』という本の中で、通訳者の人生を以下のように喩えています。
『
一夜漬けで試験に挑む日がひとつ終われば、また次が控えている、しかもその試験科目が毎回違う』
うまい喩えですね。
普段からインターンでは、何の前触れもなく『これどういう意味?』と新聞記事をその場で文字で情報を得て声で起こすことをしたり、『大事なところ聞き取って』と音で情報を得て文字で起こすことをしたり、翻訳なのか通訳なのかどちらとも言えないことが多いのですが、いずれにせよすぐに処理できないと恥をかくのは自分で、まぁいっつもわたし恥かいてますが…
今年の2月、日本を発つ前にお世話になっている教授に塚本慶一著『中国語通訳〜日中通訳者への道〜』をお借りし3月頃に読んでいたものの、途中で放置してしまっていました。
中国語熱再燃!をしたいま、初めから読み直そうと思います。
最終兵器、座右の書でブラッシュアップに期するところであります。
もうひとつ。
少し前から、外国人(日本国籍を持さない)ひとは日本のマスコミ機関に入れないという情報をちらほら耳にし、おぉわたしの夢ももはやここまでか…と心底へこみました。
いまのわたしは中国籍を維持しながら日本の永住権を持っている状態なので、仕事の幅を増やすために日本人に帰化をしなきゃいけないのかと真剣に考えていました。
この件で、海外にいる架橋のお姉さんお兄さんにたくさん相談にのってもらいましたが、以下なかでも一番心に響いた、高校の先輩Tさんからのメールです。
『
自分の意見が重視されないことがいやなら、相手が無視できないほどの実力を持つようになればいいです。中国人が日本で記者になることはおかしいことではないと思います。むしろすばらしい挑戦だと思います。大きなことをやろうとするとき必ず反対されるし、壁にもぶつかります。そのときは、自分がどれだけそれをやりたいかで成功するか失敗するかが決まると思います。』
なるほど。
結局肝心なのは
信念と
実力なのですね。
このほかにも国籍の件でここ数日で3回ほど勇気付けられました。
新聞社A紙の香港支局の記者さん曰く、「関係ないはずですよ。うちにも架橋の女性いますし」
わたしのインターン先のテレビ局で今回本社から来た政治部の記者さん曰く、「A新聞とうちの会社は外国人も採用しているよ。今年も韓国人が入社したし。ただ単に通訳翻訳をするのではなく、一記者としてほかの日本人と平等に仕事を与えてもらってるよ」
そして同じくわたしのインターン先のテレビ局で今回ソウル支局からきた韓国人記者さん曰く「僕は本社採用だよ。国籍なんて関係ない。能力次第さ」
わたしもこれまで23年間、『背負う国なんて関係ない』という思いで、国籍を強く意識することはなかったのですが、就活を控えたいま無視するわけにはいかないことなんだと思っていました。
二つ前の日記で、【uncomfotable zoneは成長の証】と書きましたが、そういうuncomfotableな気持ちになる理由をない頭をひねって考えてみたら、最終的に出た答えは実力不足が招いた自分への自信喪失でした。
そこで自分自身を省みればよかったのですが、あえて国籍という紛らわしい問題に結びつけてしまったから更にややこしくなり、本当のことをいうとここ最近ずーーとずっーーーっとブルーだったのです。
ただ、昨日から北京は快晴で珍しく空が綺麗です。
その要素も加わり今はすごく気分が晴れ晴れしています。
方向が定まったならあとは努力するのみ。
秋から始まる就活では自信を持って臨めるよう、バランスよく知見を深めようと思います。
そしてこれからも色んな方に刺激を頂いて感性豊かな大人になりたいものです。
さーてさて。
昨晩は生まれて初めてビールをあんなに大量に飲んでしまったので、お昼はお腹に優しいお吸い物を頂こうと思います。
このお吸い物、3月に北京に遊びに来てくれた、大学の太極拳の講義の後輩、ハルカちゃんからの頂き物。
10日に届きました。
お手紙に写真に素敵なプレゼント。
お心遣いありがとうね、ハルカちゃん。
天天
この記事へのコメント一覧
就職活動を経験する中で、色々と再考させられました。
国なんてものにこれ以上縛られたくない、自分は自分!
これが僕の出した答えです。
地球人になりたいですww
あっ来月から二か月間カナダに留学に行ってきます!
王先輩ファイト! [削除]
考えてることがグローバルだね。
私も最近、いろいろ考えてしまいます・・・ [削除]
あたしが言うのも生意気くさいけどさ(笑)、、、
とても「成長」が伝わってきたよ!
uncomfortableの甲斐があったね。 [削除]
若者にとって、「自信」って大きなトピックだけど、
長い人生、それを失ったり手に入れたりの繰り返しだと思うよ。
でも、決意が固まったこと、かなりおめでとう☆ [削除]
国際郵便きんちょうしました・・
喜ばしい動きがあったみたいで私まで嬉しいですよ〜う!
残りのインターン、がんばってください☆ [削除]
コメントありがとう。
ここにコメントくれた日の日記読みました。
『神様』のお話きけて嬉しかったです。
カナダ、楽しんできてね。
またひとまわり成長したToshiに会えるのを楽しみにしてまーす! [削除]
コメントありがとう!
もうすぐ夏休みをとるんだってね♪
楽しみだねーー!!
大連に引き続き、北京来る(笑)? [削除]
コメントありがとん。
あーー困死了。
今日の夜はたくさん語りましょ:))
そそ。
呼伦贝尔はフルンバイルでした。
ふーすっきりーー [削除]
コメントどうもありがとうございます。
いやぁ〜この度はお仕事の内定おめでとうございます。
もし私が本当に記者になれたら、官僚ネタ待ってますので☆ [削除]
コメントダンケッ
きちんとお礼の返事をしていなくてごめんね。
祖父母と一緒に美味しく頂いたよーー^^
あんなお吸い物初めてみたよ。
味だけじゃなく、目でも楽しめたもん!!
改めて、ありがとうね。 [削除]