先ほど、夜から早朝の舞台稽古を終えて帰宅した藤岡です。
パソコンでの事務作業を終えて、これからしばし眠りにつきます。
でもその前に。。。
今日は父の命日なんです。
まだ中学3年生だった16年前。
あの日も今日と同じように冷たい雨が降り、新潟は雪もちらついていました。
末期ガンと戦い、最後まで生きる希望を持ち続け私達、家族の前ではいつも笑顔を見せていた父。
授業中に危篤の知らせを受け、弟と病院に駆けつけた時には手足が冷たくなり、呼吸も絶え絶え、
「寒い。寒い。」と消え入るような声で呟いていました。
そして静かに迎えた最期の時。父は「疲れた。」と一言残して永遠の眠りにつきました。
すごく悲しくて辛い別れでしたが、ドラマに出てくるように家族みんなが、すがり付いて泣くこともなく、辛い治療に懸命に耐えてきた
父に対して「よく頑張ったね。お疲れ様。」という気持ちの方が大きかった事を覚えています。
あの頃、私は陸上でオリンピックに出る夢を語っていたんだっけ。
あれから、お母さんは頑張って住職の資格を取ってお寺をしっかり守っているよ。
弟も私も僧侶の資格を取って、お手伝いをしてきたんだけど、私が大学で東京に出てからは、弟が立派にお母さんを支えてくれています。
おじいちゃんは手術したけど元気だし、おばあちゃんとお母さんは本当の母と娘みたいに、
仕事の合間に買い物に出かけたりしています。
そして私は、女優という新たな夢を見つけ走り出しました。
毎日、試行錯誤の連続で、不器用だから人よりゆっくりなペースかもしれないけど、
沢山の素敵な先輩や、仲間と出会い、支えられ、一歩ずつ前進しています。
色々書いたけど、心配性のお父さんだから家族の事は全部、天国から見守ってくれて知ってるよね。
私ね、今度、築地本願寺で舞台をやるんだよ。
お父さんが若い頃、働いていた事があるって小さい頃、家族旅行でお参りに行ったときに話してくれたよね。
今回、候補がいくつかある中で、築地本願寺の劇場に決まったときは、すごく嬉しかったんだ。
だって、お父さんをより身近に感じられるし、劇場の片隅で見ていてくれるような気がするから。
本番は、新潟からお母さん、おばあちゃん、檀家さんたちも観に来てくれるよ。
私、頑張るから。お父さんも女優になった私を見ていてね。
お父さんが、弱音を吐かず病気と戦う姿を姿を見てきたから、私も弱音は吐かない。
泣かない。強がってるって思われる時もあるけど、かっこ悪くても今、出来る事を必死にやって
前に進んで行こうと思ってる。
でも、今日だけはお父さんの事を思い出して、少し泣いてもいいかな?
大好きだったのに、反抗期で素直になれなくてごめんなさい。
お父さんと同じようにお酒が大好きになったから、今、お酒を飲みながら話したら、
色んな楽しい話が出来たかな。
仕事でどうしたらいいか悩んだとき、お父さんならなんてアドバイスしてくれただろう。
東京の家にある小さな仏様に手を合わせながら、そんなことを考えたり、懐かしい思い出に浸りながら今日は眠りにつきます。
目覚めたら、また新たな気持ちで、笑顔で稽古に向かうから。
夢で会えたら嬉しいな。
お父さん、ありがとう。
大好きだよ。
おやすみなさい。
この記事へのコメント一覧
修行が足りないですか・・・。室温ならイメージで汗かけるかもしれへんけど、極寒の屋外では無理ですよ。 毎日毎日、ホンマに寒いですね。自分もヒートテックでこの冬を乗り切ります!(新潟の大雪、ご実家は大丈夫ですか?) [削除]